こんにちは!のっち(@nocchi_nochilog)です!
リビングイン階段(リビング階段)を採用して吹き抜けを作れば、おしゃれな家になるし、リビングが広く見える!
というのをどこかで見たことないでしょうか。
わが家は土地31.6坪、延床面積29.4坪の30坪ハウスなので、リビングは16畳と少し狭いです。
ですが、リビングが広く見えるというリビングイン階段×吹き抜けは採用しませんでした。
わが家は、廊下に階段の間取りとしましたが、その記事は別記事(今後公開予定)で紹介します。
同じような広さの計画をされている方の参考になればうれしいです。
リビングイン階段および吹抜けは、「やめたい・・」「やめれば良かった・・」と後悔する人も多いそうです。
「建築士さんから提案されたけどやめたい!」という方は、この記事で紹介するデメリットを上げつつ説得してみてはいかがでしょうか。
リビングイン階段×吹き抜けの間取り
リビングイン階段×吹き抜けの間取りを紹介しながら、リビングイン階段×吹き抜けの間取りがどのようなものか説明しようと思います。
これを見ると、リビングイン階段×吹き抜けを採用したくなる気持ちはわかります。
なんせ、廊下階段にした私も、採用したくなる気持ちになりますから(笑)
リビングイン階段×吹き抜けの間取り例①
(画像はタップで拡大します。以降同様)
まさにリビング階段×吹き抜けの間取りって感じですね!
開放的なリビングを演出できてます。うらやましい・・・
この家は延床面積が170m2(51.5坪)くらいの2階建てなので、各フロアだいたい85m2(26坪)くらいです!
こんだけ広かったら・・・吹き抜けなくても開放的な気もします(笑)
リビングイン階段×吹き抜けの間取り例②
リビングイン階段×吹き抜けの間取りのもうひとつ紹介します。
スケルトン階段(階段の段と段の間に隙間がある)により、さらにすっきり見せたようなつくりになってます。
解放感抜群で、2階とのコミュニケーションも取りやすそうな間取りですね!これまたうらやましい。。
何となくですが、先ほどの例と同じくらいの広さはありそうですよね。。
リビングイン階段×吹き抜けの間取りがおすすめできない人
事例を見ていただいたので、リビングイン階段×吹き抜けの間取りがどのようなものかわかったかと思います。
そして、まさにこんなリビングにしたい!!と思う方も多いと思います(もちろん私含めて)。
ですが、わが家は採用をやめました。。
というわけで、まずはリビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできない人を紹介します。
- 2階の床面積が減っては困る人
- 冷暖房の効率をあげるのが厳しい人
- お風呂やキッチンといった設備にお金を使いたい人
それでは、順に解説していきます。
リビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできない人① 床面積重視
リビングイン階段の場合、廊下の部分を減らすことができるので、リビングがある1階は、効率的な間取りができるので、リビングの大きさが大きく取れます。
ですが、吹き抜けも採用するとなると、当たり前ですが、2階の床面積が減ります。
わが家の場合、2階の床面積が46.78m2なのですが、これで、3部屋ギリギリでした。
なので、もしも吹き抜けを作ってしまうと、寝室+子ども部屋1つという間取りになってしまいます。
2階は3部屋欲しいと思っていたので、30坪ハウスのわが家では、吹き抜けは厳しそうだということになりました。
これが主な吹き抜けの採用をやめた理由です。
先ほど示した例のように、延床面積が170m2とかあるような家であれば、むしろ吹き抜けを作るほうが良いと思います。
そこまで広い家であれば、吹き抜けくらいの”あそび”を作っておいた方が、生活の質が上がると思います。
吹き抜けが無いからと言って生活の質が落ちるとは思わないけどね!
リビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできない人② 冷暖房効率重視
リビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできない人の特徴2つ目は、冷暖房効率を重視する人です。
リビングイン階段や吹き抜けを採用すると、リビングの空間が広くなります。
吹き抜けやリビングを採用しない場合は、1階のリビング部分のみの空間(床面積のような平面的なものではなく、高さ方向も含めた立体的な空間)だけですが、リビングイン階段や吹き抜けを採用すれば、2階部分の空間も含めてリビングとなります。
そうなると、冷房や暖房により、冷やしたり暖めたりする空間がリビングイン階段や吹き抜けを採用したほうが、広くなってしまいます。
そうすると、2階部分の空間は別に冷やしたり暖めたりはどうでもよいのですが、その部分も含めて冷暖房をきかせないといけないので、電気代(ガス代)がアップしてしまいます。
効率的に冷暖房をきかせるために、断熱材のグレードを上げたりして、断熱性や気密性を上げる必要がありますが、それも安くはありません。
なので、おすすめしない特徴の③にもつながりますが、想定以上に家の価格が高くなってしまいます。
ちなみに、固定資産税も高くなる傾向にあるので、リビングイン階段や吹き抜けにそこまでこだわりがない場合は、要検討ですね。
リビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできない人③ 設備にお金をかけたい
おすすめできない人の特徴②でも触れましたが、リビングイン階段×吹き抜けの間取りは費用が高いです。
リビングイン階段だけでは、あまり値段は変更ないかもしれませんが、吹き抜けになると価格は上がります。
(吹き抜けという大きな開口部を作るので、家の柱や梁などを強いものにしないといけなくなったりします)
吹き抜けにするだけで、もちろん大きさにもよりますが、+200万円とかだったりするので、そこにお金使うよりかは、お風呂やトイレ、キッチンといった設備のグレードを上げる方が良いと思う人もいるでしょう。
冷暖房の効率が落ちると先ほど言った通り、初期費用だけでなく、ランニングコスト(日々の出費)も増えてしまいます。
リビングイン階段×吹き抜けの間取りは、広い土地、お金があってこそなせる、贅沢な間取りのようですね。
だからこそおしゃれでわが家も採用したかったけど・・無理でした(笑)
リビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできる人
では逆にリビングイン階段×吹き抜けの間取りをおすすめできる人はどのような人でしょうか。
その特徴を以下にあげてみます。
- 広い土地、かつ、広い延床面積を有する人
- お金に余裕がある人(都心部から離れた土地を持つ人や、年収の高い人)
- リビングを開放的に、かつ、おしゃれにしたい人
- 1階と2階での家族のコミュニケーションを取りたい人
先ほどのおすすめできない人の特徴の逆を言っている感じですかね。
リビングイン階段は、2階に上がるときに必ずリビングを通らないといけません。
例えば、お子さんが友達(恋人!?)を連れてきたときとかも、リビングを通る必要があります。
親側としては、細心の注意を払って、接する必要がありますし、ダボダボな部屋着で迎えないように気を付けないといけません(笑)
その辺りが別に面倒と感じないのならば、リビングイン階段を採用すると良いでしょう。
廊下階段の後悔は?
わが家は廊下に階段を配置しています。これについて実際どうだったかは、、、
別記事で紹介します。もう少しお待ちください。
さいごに
リビングイン階段×吹き抜けの間取りは、流行でもあるし、おすすめされることも多いと思います。
建築士さんの方からおすすめされるということは、家に十分な広さがあるということなので、良いと思います。
自分で採用してほしいと伝えるときは、今回紹介した内容をもとに、慎重に判断してください!
逆にリビングイン階段×吹き抜けの間取りをやめたい!という方は、本記事を参考に建築士さんを説得してみてください。
ですが、建築士さんも本当におすすめしている場合もあるので、話し合いを進めた上で、もちろんあなたの家なので、最後はあなたの直感を信じると良いですよ!
リビングイン階段×吹き抜けの間取りにしようか迷っているあなたの参考になればうれしいです。