ぱんだはし配当金がもらえる高配当株投資、やってみたいけどどうやったらいいかわからないし、何に気を付けたらいいかわからない。。!
はじめに
「配当金をもらってみたいけれど、株は100株買わないといけないのでは?」「何十万円も用意しないと始められない?」と思っている方もいるかもしれません。
現在は、証券会社の単元未満株サービスを使えば、対象銘柄を1株から買える場合があります。1株だけでも配当の権利がある銘柄なら、保有株数に応じた配当金を受け取れます。
この記事では、高配当株投資を初めてみたい人向けに、「口座を作る→1株買う→配当金を受け取る」までを順番に説明します。難しい指標を全部覚えてから始める必要はありません。ただし、配当利回りだけを見て買うのは避けたいところです。
結論|初心者は「少額・分散・NISA」から始める
最初に結論をまとめると、初心者の高配当株投資は次の7ステップで十分です。
① 高配当株の仕組みを知る
② NISAを使うか決める
③ 1株投資に対応した証券口座を開く
④ 最初の銘柄を選ぶ
⑤ まず1株買ってみる
⑥ 配当金を受け取る
⑦ 少しずつ銘柄と配当金を増やす
いきなり100株を何銘柄も買う必要はありません。まずは1株買って、株価が動く感覚や配当金が入る流れを経験する。そこから自分に合う投資方法を作っていく方が、続けやすいと考えています。
そもそも高配当株とは?
企業が得た利益などの一部を株主へ還元するお金が「配当金」です。
その配当金が株価に対して比較的多い銘柄を、一般に高配当株と呼びます。
配当利回りの計算方法
配当利回り(%)= 1株あたり年間予想配当 ÷ 株価 × 100
例えば株価2,000円、年間予想配当80円なら、予想配当利回りは4.0%です。
100株なら年間8,000円、10株なら800円、1株なら80円が税引前の配当イメージです。
ただし「利回りが高い=良い会社」ではありません。
株価急落によって見かけ上の利回りが高くなっていたり、業績悪化で将来減配される可能性もあります。ここは後半で詳しく説明します。
1株だけでも配当金はもらえる?
対象銘柄を単元未満株で1株保有している場合でも、配当金を受け取ることができます。例えばSBI証券のS株では、1株から99株までの単元未満株注文が可能で、単元未満株でも配当金受領サービスを利用できます。
「まず1株買ってみる」方法なら、1株2,000円の会社なら約2,000円から株主になる体験ができます。これが、初心者に1株投資をおすすめしやすい理由の一つです。
NISAと高配当株は相性がいい
2024年からのNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、個別株は成長投資枠で購入できます。
成長投資枠は年間240万円、NISA全体の非課税保有限度額は1,800万円、そのうち成長投資枠は1,200万円が上限です。
非課税保有期間は無期限です。
配当金を非課税にするには受取方法にも注意
国内上場株式の配当金をNISAで非課税にするには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」にして、証券口座で受け取る必要があります。
銀行口座で受け取る方式などでは、NISA口座で買った株でも配当金が非課税にならない場合があります。
ここは高配当株投資を始める人が見落としやすいので、口座開設後に設定を確認しておきましょう。
高配当株を始める7ステップ
STEP1|投資に回せる金額を決める
まず生活費や近いうちに使う予定のお金とは分けて、当面使う予定のない余裕資金から始めます。
例えば私の場合は、100万円は現金で残しておいて、それを超える分を投資に回しています。
株価は下落することがあるため、「来月必要なお金」を投資に回すのは避けます。
STEP2|NISAを使うか決める
長期で高配当株を保有するなら、NISAの成長投資枠は有力な選択肢です。
ただしNISA口座は1人1口座で、つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で使うことはできません。
証券会社選びは、個別株だけでなく投資信託・ポイント・銀行連携まで考えて選ぶのがおすすめです。
STEP3|1株投資に対応した証券会社を選ぶ
高配当株を少額から始めるなら、単元未満株の買付方法、手数料、スプレッド、NISA対応を確認します。
SBI証券・楽天証券・三菱UFJ eスマート証券・松井証券については、以下の別記事で1株投資・ポイント・銀行連携まで比較しています。


STEP4|最初の高配当株を選ぶ
初心者が最初に見るなら、私は少なくとも次の項目を確認します。
- 配当利回り:高ければ良いのではなく、現在の株価と予想配当の関係を見る
- 配当履歴:増配・維持が続いているか、過去に大きな減配がないか
- 配当性向:利益に対して無理な配当になっていないか
- 業績:売上・利益・キャッシュフローが大きく崩れていないか
- 財務:借金や自己資本など、配当を継続できる余力があるか
- 株主還元方針:累進配当、DOE、配当性向目標などが示されているか
私が株を買ったときはXで紹介するようにしているので、そちらをチェックしてもらえれば、その銘柄を選んだ理由がわかります。
正解かどうかはわかりませんが、参考にしてもらえればと思います。
STEP5|まず1株買ってみる
候補を決めたら、最初から100株買うのではなく、1株から始める方法があります。
実際に保有すると、決算・増配・減配・株価変動を「自分ごと」として見るようになり、学びやすくなります。
一度に買い切らず、株価が下がったときや業績を確認したタイミングで少しずつ買い増す方法なら、購入価格を分散できます。
STEP6|配当の権利を確認する
配当金を受け取るには、会社が定める基準日に株主として記録される必要があります。
実際の売買では「権利付き最終日」「権利落ち日」を確認します。JPXは配当落・権利落情報を公表しています。
ただし、配当をもらうためだけに権利付き最終日の直前に買えば必ず得をするわけではありません。
権利落ちでは配当相当分が株価に反映されることもあるため、配当だけを目的に短期売買する考え方には注意が必要です。
配当金がもらえる権利付き日にさえ保有していればよいので、その日を過ぎればすぐに売却しても問題なくなります。
したがって、配当金だけもらう権利をゲットして、即座に売ってしまう人も中にはいます。
それにより、権利落ち日は株価が下落することが多いので、その心づもりをしておきましょう。
STEP7|受け取った配当金を記録する
最初の配当金が数十円・数百円でも、実際に入金されると高配当株投資の仕組みが分かりやすくなります。
年間配当金を記録し、前年より増えているかを見ると、株価だけに振り回されにくくなります。
いくらあれば始められる?具体例
| 株価 | 年間予想配当 | 1株購入額 | 1株の年間配当(税引前) |
| 1,000円 | 40円 | 約1,000円 | 40円 |
| 2,000円 | 80円 | 約2,000円 | 80円 |
| 5,000円 | 200円 | 約5,000円 | 200円 |
※いずれも配当利回り4.0%と仮定した単純例です。手数料・税金・将来の増減配は考慮していません。
初心者が避けたい高配当株の選び方
① 配当利回りランキングの上から買う
利回りが高い理由が「増配」なら魅力的な場合がありますが、「株価が業績不安で急落した結果」ということもあります。なぜ高利回りなのかを確認します。
② 配当金だけ見て業績を見ない
今期の配当が高くても、利益やキャッシュフローが悪化していれば維持できない可能性があります。少なくとも決算短信や会社のIRで業績と配当予想を確認したいところです。
③ 1銘柄に資金を集中させる
どれだけ有名企業でも減配や株価下落は起こり得ます。業種や銘柄を分けることで、一社の悪化が資産全体に与える影響を小さくできます。
④ 「配当をもらえば株価下落は関係ない」と考える
年間4%の配当を受け取っても、株価が20%下落すれば資産評価額は大きく減ります。配当と株価の両方を含めて考える必要があります。
最初から完璧な銘柄を探さなくてもいい
私自身、高配当株投資で大事なのは「最初から正解の銘柄を当てること」より、少額で経験しながら判断基準を増やすことだと考えています。
1株保有すると、その会社の決算や配当方針が気になるようになります。
そこで「なぜ増配できたのか」「なぜ株価が下がったのか」を調べる。この繰り返しが、自分なりの投資ルールにつながります。
例えば私は大学生のころから投資をしていますが、当時は入金力が無かったので、大きな金額で投資できないので、少額で投資していました。
正直なところ、少額でやっても資産の伸びが少なすぎて実感がわかないというのもありましたが、それでも会社の業績の中身が理解できるようになったり、世の中の企業に対する見え方が変わってりしました。
自分が買った銘柄のサービスを利用したりすることで、その企業を深く知ることができます。
一方で、今となっては誤りと思っていますが、短期で売買を繰り返していた頃がありました。これにより、かなり資産を溶かしてしまった苦い経験もあります。
大学生のころ、頑張って貯めた10万円を元手に売買を繰り返し、当時アベノミクスで景気が良かったので、へたくそでも数カ月で10万円ほど儲かっていました。
しかし、調子に乗って、低位株という株価が非常に安くなっている銘柄を使って、一気に利益を得ようとしてしまいました。そうすると、ボロ負けして、数カ月の利益がパーになりました。
幸運なことに、元手が吹っ飛んだわけではないのですが、わけもわからず、株価だけを見て投資するのはギャンブルに等しいと感じました。
それ以降、インデックス投資に目覚めましたが、日本株には株主優待制度があるので、単にパッケージとして株を買うよりも、自分で株を集めた方が、配当金だけでなくて株主優待ももらえるので、お得なのではと思っています。
最近では、高配当株を狙いつつ、できれば株主優待ももらえるような銘柄を狙っています。
もちろん、利回りだけでなく、業績も見た上で狙うというのは、過去の数字だけを見て走った苦い経験を活かしています。
高配当株と投資信託、どちらから始める?
個別株には企業を自分で選ぶ楽しさや、増配によって受取配当が増える魅力があります。一方で、企業分析や分散を自分で行う必要があります。
投資信託は1本で多くの銘柄へ分散しやすく、積立を自動化しやすいのが特徴です。「つみたて投資枠で投資信託を積み立てながら、成長投資枠で高配当個別株を少額購入する」という組み合わせも可能です。
どちらか一方に決める必要はありません。自分が企業分析に使える時間や、どの程度値動きを受け入れられるかで考えます。
よくある質問
Q. 1株だけでも株主ですか?
はい。単元未満株でも株式を保有する株主です。ただし、議決権や株主優待などは保有株数・企業の条件によって扱いが異なります。
Q. 1株でも配当金はもらえますか?
配当を実施する銘柄で権利を得ていれば、保有株数に応じた配当金を受け取れます。
Q. 配当利回りは何%以上なら高配当ですか?
絶対的な基準はありません。
4%超えると一般的には高配当と言える水準であると思いますが、利回りだけで線を引くより、その会社の過去の配当、業績、財務、株主還元方針と合わせて判断する方が重要です。
ちなみに私は配当利回り3%以上を狙っています。これは配当が増える(増配)されることが期待される場合のみです。
Q. NISAなら配当金は必ず非課税ですか?
国内上場株式では、配当金の受取方法を株式数比例配分方式にする必要があります。
銀行口座で受け取る方式などでは非課税にならない場合があります。
Q. 何銘柄くらい持てばいいですか?
万人共通の正解はありません。最初から銘柄数を増やすより、1~数銘柄を少額で持ち、理解できる範囲で徐々に分散する方法が始めやすいでしょう。
まとめ|まずは「1株+NISA」で高配当株を体験してみる
高配当株投資は、まとまった資金がないと始められないものではありません。単元未満株を使えば、対象銘柄を1株から購入できます。
大切なのは、①余裕資金で始める、②利回りだけで選ばない、③少額から分散する、④NISAを使うなら配当金の受取方法まで確認することです。
最初の1株を買う証券会社をまだ決めていない方は、1株投資・NISA・ポイント・銀行連携まで比較した記事も参考にしてください。


