「住まいの解剖図鑑」を読んだ感想!【戸建ての間取り計画を経験したわが家の本レビュー】

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こんにちは!のっち(@nocchi_nochilog)です!

ぱんだはし

住まいの解剖図鑑っていう本はどうなのかな~?間取り決める前に読んだほうが良い?

わが家は「住まいの解剖図鑑」という本を読んで、使えるなと思ったことは間取りに反映しました。

そんな「住まいの解剖図鑑」について、戸建ての間取り計画を経験したわが家が読んだ感想を紹介していきます。

この本を読むべきか、どんなことが書いてあるのか、要点はどこなのか、などなど気になる方の参考になればうれしいです。

目次

住まいの解剖図鑑の基本情報

住まいの解剖図鑑本レビュー 全景

書籍「住まいの解剖図鑑」の基本情報を紹介します。

本のタイトル住まいの解剖図鑑
発売日2009年11月20日
出版社株式会社エクスナレッジ
著者増田 奏
値段1,800円 + 税

続いて本の感想を紹介していきます。

住まいの解剖図鑑 読んだ感想

読んだ感想はこんな感じでした。

住まいの解剖図鑑を読んだ感想
  1. 建築士とそれを目指す学生向けの本の気がした
  2. 洗濯機の位置を元に洗面室を考えるのが面白かった
  3. 敷地や隣家との土地の並びについては、土地選びの参考になった

それでは詳しく紹介していきます。

住まいの解剖図鑑の感想① 建築士向け

いきなりこの感想を紹介すると、これ以降の内容も読んでくれないかもしれませんが、一番最初に感じた感想を正直に紹介します。

内容が結構難しく、施主である私たちにとっては、「この辺りこそプロの建築士さんたちにお任せしたいところ」の内容がたくさん紹介されています。

リビングでの座った高さ、キッチンでのコンロとシンクの並び順、家庭内の水の排水経路、雨樋や排水の処理、断熱の仕組みなどなど、、、

紹介し出せばキリがないですが、施主であるわが家が知ったところで、間取りの意味がちょっと深くわかるようになるかもしれませんが、間取りの改善に直結するかと言うと微妙なところです。

この本を読んで、その内容が間取りに活かせるほどになるには、かなりの読み込みが必要な気がします。

実際わが家は、この本で得られたことは結構少なかったです。。

実際、本の「はじめに」の部分では、「当初は住宅設計を学ぶ学生向けに書いていたが、設計に携わる若手に対しても書くようになり、最終的に戸建てを建てようとする人にも向けた本になった」という内容が書かれています。

なので、やはり建築士さん向けに書かれたというのがメインのようです。

私たち施主向けに書いたというわけではないので、わが家が理解しづらかったのも納得です。

だからと言って、まったく参考にならなかったかといえば、もちろんそうではありません。

残りの感想は、わが家が参考になったなという内容を紹介します。

住まいの解剖図鑑の感想② 洗濯機と洗面室

お風呂、洗面室、脱衣所、トイレ、これらをどのようにして並べるかというのを、洗濯機の置き場という視点から紹介されていました。

洗濯機の置き場として、洗面室、脱衣室のどちらに組み込むか、はたまた洗濯機をまったく異なる場所(例えば廊下とかキッチンとか)に置いてしまうのか、といろいろな選択肢があることに気付かされました。

わが家としては、服を脱いだときにその服をすぐに洗濯機に入れたいと思っていたので、洗面室か脱衣室に置いておくのが便利と思っていました。

その考えは今も変わっていなくて、わが家では脱衣室に洗濯機を置いていますが、洗濯機置き場はいろいろあることがわかります。

この洗濯機の置き場を考えつつ、お風呂・脱衣室・洗面・トイレの並びをどのようにするかというのが書いてありました。

簡単に説明すると、お風呂・脱衣室・洗面・トイレがきれいに並ぶ間取りというのがベストですが、なかなかそろいません。

わが家は土地も延床も30坪とあまり大きくないので、横並びはできませんでした。

正確に言うと、できなくはなかったのですが、洗濯動線を考えて、クローゼットをその並びに入れました。

本の紹介から脱線してしまうので、気になる方は詳しくは以下の記事を見てください!

本の内容の紹介に戻ると、きれいに横並びはできないので、どれかを減らして(本ではCUTしてという表現)おさまるのを考えてみましょうと、書かれていました。

洗濯機の位置は意外と忘れがちなところではあるので、この本には助けられました。

住まいの解剖図鑑の感想③ 土地の並び

複数の戸建てが一気に建つ場合というのは、建売では特によく見かけると思います。

広い土地に戸建てが1つだけ建つような場合は気にしなくて良いですが、隣家が建つ予定だ、あるいは、すでに建っているという場合、その土地に対して家がどの位置に建つかは配慮が必要になります。

その位置関係を決めるのは、建築士さんなので気にしなくて良いようにも思います。

ですが、どの辺に建物が建って、庭はこの辺で、ご近所さんの家はこの辺りに建つから陽当たりはこうなりそうで。。というのは、土地を選ぶ段階である程度分かっている方が、土地を買ううえでの失敗が防げるように思います。

この本では、土地に対して建物と庭の配置を12パターンで紹介しています。

以下の画像でそれを再現してみました。

住まいの解剖図鑑本レビュー 家の配置パターン
「住まいの解剖図鑑」を元に著者が作成

これをいくつか組み合わせて、隣の家とある程度の隔たりを保ちながら、街を作っていく。

このように、複数の戸建てを作るときは制御しているようです。

これを少し頭に入れておくと、土地選びの選択肢が広がる(もしくは狭まるかもですが)と思います。

結論として読むべき本なのか

結論として、この「住まいの解剖図鑑」は読むべきなのかと言うと、「読んでも無駄ではなく、得られるものは多少なりとある」というのがわが家の評価です。

ですが正直なところ、施主である私たちにとっては、読むべき本での優先順位は劣るのかと思います。

以下の記事でわが家が読んだ本をまとめて紹介していますが、間取りを計画するうえで、まず読んでほしいなと思う本は「家を建てたくなったら」です。

ぜひ、上の記事から、わが家のおすすめ本を見てみてください。

さいごに

「住まいの解剖図鑑」を戸建ての間取り計画を経験したわが家が読んでみた感想を紹介しました。

どちらかという建築学生向け、建築士さん向けかな~というのが最初の印象です。

著者の増田さんは大学で授業をしているということもあり、見据えた目線はやはり設計担当者なのかもしれません。

ただ、決して読んで無駄というわけではなく、先に読んでほしい本は他にあるかな~という感想ですので、あしからず!

あなたの参考になればうれしいです。

わが家が読んだ他の本が気になる方は以下をどうぞ!

住まいの解剖図鑑 アイキャッチ

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