こんにちは!のっち(@nocchi_nochilog)です!
電柱が敷地内にあるらしいんだけど、この土地、大丈夫なのかな~?
わが家は電柱が敷地内にあります。
実際に住んでみてデメリットを感じるのか、紹介していきたいと思います。
電柱が敷地内にある土地を購入しようか悩んでいる方の参考になればうれしいです。
なぜ電柱が敷地内に?
そもそもなぜ敷地内に電柱を建てる必要があったのかについて紹介します。
基本的に電柱は道路に建つのですが、わが家はセットバックをしているために、道路の一部がわが家の敷地内になっています。
セットバックとは、簡単に言うと、狭すぎる道路を広げるために、土地を提供することです。
詳細なセットバック(私道負担)については、以下の記事で書いていますので、良ければどうぞ!
これにより、道路ですがわが家の敷地内の部分があって、そこに電柱を建てる必要があったために、敷地内に電柱がある状態になりました。
電柱が敷地内にあるデメリット
電柱が敷地内にあるデメリットをいくつか紹介します。
- 見た目が悪くなる
- 外構が制限される
- 犬・鳥の被害
- 点検員がのぼる
- 防犯上心配
- 変圧器がうるさいことも
それでは順に紹介していきます。
電柱が敷地内にあるデメリット① 見た目
これは言わずもがなかもしれませんが、やはり見た目は悪くなってしまいます。
電柱が立ち並ぶのは日本らしい風景ではありますが、やはり無い方が美観上は良いでしょう。
電柱だけではなく、電気の線(架線)もあるので、それもまた美観を損ねます。
とは言っても、周囲に電柱が一切ないような地域は基本的にはありえない(電柱の地中化をしていない限り)ので、それが敷地内にあろうが、反対側の道路にあろうが、電柱が近くにあるのは変わりません。
実際、住み始めても、「電柱のせいで見た目が悪くなっているな・・」という風には、あまり感じません。
わが家のように、セットバックによる敷地内と言いつつ、道路に電柱が建っているのであれば、あまり気にならないかと思います。
電柱が敷地内にあるデメリット② 外構の制限
外構を整備する際に、電柱が邪魔で、例えば塀が立てられなかったりすることもあるかと思います。
わが家の場合は、敷地内ですが道路面のため、どのみちそこには外構を整備することができません。
なので、セットバックした位置に電柱が建つ場合は、あまり影響がないと言えます。
一方、セットバックした位置ではない敷地内に電柱が建つ場合は、それが外構を整備するうえでジャマになってしまいます。
庭を掘ったりする工事もできないかもしれませんので、あらかじめどんな制限があるかは確認しておくことをおすすめします。
電柱が敷地内にあるデメリット③ 犬と鳥
わが家のように道路面に電柱があれば、犬によりおしっこされることもあります。
今のところ、庭にかなり近いということもあって、飼い主さんが気にしてくれているようで、犬がおしっこしている様子はありません(散歩コースの飼い主様、ありがとうございます!)。
また、電柱があるということは鳥がとまることもあります。
鳥がとまればフンを落とされる可能性もあります。
これについては実際わが家ではやられました。
春先に、近くにある実を食べた小鳥たちが、敷地内の電柱にとまって、フンを落としていきました。。
運よく雨に流されて、跡が付いたりはしませんでしたが、もしも大量のムクドリなどが押し寄せてきたら。。と思うと不安ではあります。
ちなみに、NTTや電力会社に言うと、鳥がとまらないようにトゲトゲのものを設置してくれるようです。
電柱が敷地内にあるデメリット④ 点検員
電柱の点検は必要なので、点検員が登ることがあるようです。
わが家は電柱が経ってから、まだ年数が浅いこともあり、点検員が登っているとこは見たことありませんが、ネット工事をしたときにネット回線を引く業者が登っているのを見ました。
ネット回線を引くときに、事前に「電柱に登りますね」と言われたので、どうなるか見ていましたが、電柱に登ることで、わが家の2階のバルコニーが丸見えになります。
2階のバルコニーには変なものを置かないように気を付けます(笑)
点検員が登ることはめったになく、昼間に登ると思いますので、そこまで問題は無いかと思います。
電柱が敷地内にあるデメリット⑤ 防犯上心配
さきほど電柱を登るという話を聞いて、気になった方もいるかもしれませんが、防犯上の心配もあります。
電柱に登って、2階のバルコニーに侵入できてしまうのでは?という不安があります。
わが家の場合は、電柱とバルコニーの間が2mくらいあるので、すんなりと侵入できるわけではありません。
ですが、2階の窓からは侵入されないだろうと思って、窓を開けっぱなしにするのはやめています。
電柱が近くに無くても戸締りはきちんとすべきですが、電柱があるとさらに不安があります。
立面図のような立体的に家の絵を、ハウスメーカーが描いてくれるときに、できれば電柱の絵も入れてイメージしておくことが良さそうです。
電柱が敷地内にあるデメリット⑥ 変圧器
電柱にはバケツみたいなものが付いています。
もちろんわが家の敷地内の電柱にもついていますが、これは変圧器(トランス)と言って、家で使える程度に電圧を落としてくれる部品です。
この変圧器から、ジジジ・・と言った音が聞こえることがあるそうです。
わが家の変圧器は今のところそんな音はしないので、もしかすると古くなってくると音が出るかもしれません。
そうなると、電力会社に連絡すれば交換してくれるような気がしますので、この変圧器についてはそこまで気にしなくても良いかもしれません。
電柱が敷地内にあるメリットはある?
これまで、電柱が敷地内にあるデメリットを紹介してきましたが、逆にメリットはあるのでしょうか。
正直、メリットはほぼありません。
1点だけメリットと呼ぶとすれば、電力会社から敷地使用料がもらえるくらいです。
と言っても、家の敷地内の場合、年間1,500円という少額。。(毎月ではなくて、1年で。ですよ?)
もらえないよりかはマシですが、もう少しくれても良いのに。。と欲が出てしまいます(笑)
わが家は建ててから1年経った頃に、電力会社の方が訪問してきて、説明を受けました。
そこで書類をもらって、郵送することで、毎年1,500円ゲットです。
ちなみに、わが家は関西電力の地域なのですが、関西電力であれば3年に一度、3年分をまとめて支払って(口座振り込み)してくれます。
敷地内に電柱がある方で、使用料がもらえていない方は、問い合わせてみると良いでしょう。
ちなみに、本来、電柱の使用料の話は、家を建てるときに出てくるはずです。
わが家でもその話が出ていたのですが、当時は敷地”外”に電柱があるとして、計画が進められて、いつの間にか、敷地”内”に変わったことで、申請が漏れていたようです。
ただ、忘れられていても、さかのぼって使用料をいただけるので、別に問題なかったです。
電柱の設置は拒否できるのか
電柱のメリットとデメリットを見てきましたが、明らかにデメリットが優勢です。
(もう一度言いますが、わが家のように道路に電柱が建つ分にはほぼ影響ありません)
となると、電柱の設置を拒否したくなりますよね。。
実際、理由によっては電柱の設置を拒否することもできるらしいのですが、電力会社としても、いろいろと考えた結果、敷地内に電柱を建てざるを得ない状況だと思います。
なので、基本的には引き受けた方が良いでしょう(もちろん、電柱の工事費は一切かかりません)。
電気使わせてもらっているわけですし。。
それでも何か一言は言いたい!という人は、電柱の設置を一度やんわり断って、それでもやっぱり厳しいですと電力会社に言われたら、すんなりと引く姿勢が良いと思います。
そこでトラブルになって無理矢理電柱を移設させて、それが引き金でご近所トラブルになる方が、長期的に見て損すると思います。
電柱がどうしても嫌な方は、土地の購入前に、電柱の有無をしっかり確認しておきましょう。
さいごに
わが家のように敷地内に電柱がある場合を紹介しましたがいかがでしょうか。
デメリットが多く見えますが、セットバックした敷地内=道路に電柱が建つ分には、ほとんど気にならないことがお分かりいただけたかと思います。
隣家とのちょうど境目に建ててくれているので、車の駐車何かにも影響ありませんし、庭の制限も受けることもありません。
同じ敷地内に電柱を建てる場合でも、その位置は調整してもらうとお互い良好に終わるかと思います。
あなたの参考になればうれしいです。
土地探しでお困りな方は、わが家の土地探し方法も参考にしてもらえるとうれしいです。